オンラインショップ開店のご挨拶

【卓球ラバー&ラケット専門店 in stock】 オープンのご挨拶

この度、卓球専門店をオープンするにあたりご挨拶をさせていただきます。

当店は岩手県二戸市にある卓球専門店になります。

店長の大森茂樹と申します。

 

少し自己紹介をさせていただきます。

 

自分は特別、卓球競技で実績のある選手だったわけでもなく、

これまで卓球関係の仕事に携わっていたわけでもございません。

学生の時にひどく卓球に熱中していたのは間違いないのですが、

当時高校を終わって大学に進学するというタイミングで

中国に行って中国卓球の現場というものを実際見てみたいという、

それはそれは若気の青々しい考えではありましたが、

本気で考えていたことを覚えています。

ただ、1番の難関である親に当然のように大反対され、

中国に行くことは叶わず、そこがターニングポイントとなり

卓球からは距離を置く事になりました。

 

そこから15年ぐらい期間が空いたわけですが、

小学生になった子供がたまたま卓球を始めるという事になり

忘れていた卓球熱がぶり返し、今に至っています。

そういうぶり返し熱はたちが悪い(笑)

ネットショップオープンまできてしまいました。。

 

その15年ぶりで一番驚いたのが用具なんです。

補助剤は無いし、裏ソフトの質がとんでもなく向上してるし、

ペンホルダーはほぼいないし、カットマンや異質選手が

圧倒的に少ないのに驚きました。

どうしてこんなにシェークばかりになって、

しかも両面テナジーばっかり(笑)

もちろん、自分の頃もスレイバーやマークVの

使用率は高かったのですがペンの表ソフトも沢山いましたし、

バック粒、バックアンチのカットマンなどなど、

様々な戦型がたくさんいるのが普通だったと思います。

 

なんの業界でもそうだと思いますが

年数とともに高み、より良さを目指していくのが

ごく自然なあり方だとは思いますが、卓球においても

より省エネで、より安定的に、より簡単に威力を追求してきたのが

今の状態なんだろうと予想はできます。

そうなれば、裏ソフトが選ばれるのもよく分かりますが

卓球というスポーツは様々なラバーの種類が存在していて、

それにリンクするように様々な戦型があります。

これこそが卓球というスポーツの奥深さ、

いろんなルートから高みを目指すことが出来る

多様性が卓球の面白さではないかと思います。

 

そして、なんの業界でもある方向に全体が傾きすぎると

そこに異端な発想や行動する人が出てきます。

そしてそういう人は大番狂わせを引き起こしがちで

この「大番狂わせ」というのはスポーツでは

非常にエネルギッシュな瞬間です。

 

そこで、2024年2月に行われた世界卓球。

中国の女子世界ランキング1位の孫穎莎vsムカルジー(インド)の試合。

このムカルジー選手、フォア面は表ソフトバック面はアンチラバーです。

そのムカルジー選手、なんと3-1で孫穎莎選手に勝利してしまいます。

自分は久しぶりに卓球の試合を観てテンションがとんでもなく上がり、

本当に面白いと心底思いました。本当に面白かった。

実はこの試合を観て、卓球専門店をやろうと決心したのです(^^♪

ひどく熱狂した自分は、店名を「卓球ショップ ムカルジー」にすると

ずっと周りに言っておりましたが、数日経ってここは冷静になりました(笑)

 

裏ソフトばかりで現代卓球はつまらないと言いたいのではなく

卓球というスポーツはまず用具の種類が沢山ある

稀有なスポーツであるという事。

用具が変われば、戦術も変わってきますし、

スイング方法や技術等々、全然内容が異なってきます。

その通常(裏ソフト)ではない戦型を苦手とする人もいますし、

それを武器にすることで、個性という大切な部分がピックアップされてきます。

裏ソフトだけが卓球の全てということであれば

面白さ、醍醐味の幅が完全に狭くなってしまうと思います。

 

そこで裏ソフトでも表ソフトでも粒高でも、

「欲しい時にすぐに提供できる店である事」を大前提とし、

店名を「in stock=在庫あり」とさせていただきました。

仕入れ費がかかってしょうがないですが(笑)

ただ、純粋に欲しい人、探している人に少しでも早く

お届けできればという思いで

これから頑張っていこうと思っています。

どこまで続けることが出来るかは分かりませんが

精一杯やりたいと考えておりますので、

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 

卓球ラバー&ラケット専門店 in stock 店長 大森茂樹